被害調査システムのアプリ化

 携帯情報端末(iPhone/iPad)を活用した建物被害調査システムを開発しました。このシステムは、携帯情報端末(iPhone/iPad)の建物被害調査アプリと建物被害データベースで構成されます。
 建物被害調査アプリでは、紙の平面図を携帯情報端末のカメラで撮影し、撮影した平面図の写真上に、損傷箇所にマーカーをプロットするしくみです。さらに損傷箇所の写真を撮影し、このマーカーと紐付けることにより、被害図面と被害写真が統合されます。また被害をプロットしたマーカーは、端末上で面積や長さ、個数が自動的に計算されるため、それぞれの部位の基礎量を入力すれば、損害割合が算出されます。さらに余震などで建物の損傷状況が変化した場合でも、状態が変化した部分のみを追加・更新すれば、全体の損害割合が自動的に更新されます。

被害調査システムのアプリの公開

 開発したアプリは、AppStoreで公開しています。iTunesで「建物被害調査」と検索すれば無料でダウンロードできます。またそれぞれの使用方法については、YouTubeにアップされており、「建物被害調査ツール」と検索すれば、具体的な方法の説明があります。

建物被害調査アプリ(iPad版)の操作手順